
上司から分析資料がわかりにくいと言われる



分析はしているけど、上司に上手く伝わらない!



分析が仕事の成果に結びつかない…
こんな方向けの記事です。
分析をしているのに伝わらない、結果が出ない人は「資料の作り方」に問題がある場合が多いです。
これまで実際にデータ分析業務に携わったり、分析人材の育成をする中で、分析をしているのに成果に繋がっていない方には、いくつかのパターンがあることに気づきましたので、問題点と対処法について解説します。



ありがちな問題点は主に4つです。
- 表やクロス分析表のみの資料で説明している
- 問題点のみを指摘している
- この方法が良い!という熱い想いがない
- 膨大なページ数の資料を作っている



問題点と解決方法について、順番に解説していきます!
分析を成果に繋げられない人が陥りがちな資料作りの問題点4選【解決方法あり】
問題点①:表やクロス分析表のみの資料で説明している


巨大なクロス分析表や、詳細データ表を1枚作って、分析結果として提出しているということはありませんか?
意外に、ある程度分析ができる方ほヒートマップ付きの巨大なクロス分析表をエクセルで作って



ね、わかるでしょ?
…ということをしがちです。
分析力のある人同士であれば、クロス表だけでも伝わるかもしれません。
しかし、多くの上司は分析が得意ではありません。
具体的にどういうことが起きているのか、何が問題なのかをしっかり「グラフ」や「文章」で説明してあげないと上司は理解できません。



いや、グラフは出してるし
…という方もいるかと思いますが、実は、そのグラフから何が言えるのかについては文章にしてあげないと理解できない方が非常に多いです。



グラフ化、文章化は非常に大切です!
分析結果をわかりやすく伝えるためのグラフの作り方については、こちらの記事でも解説しています。


問題点②:問題提起のみの報告資料になっている


分析あるあるの2例目は、「店舗Aの売上低下が原因です!」といった問題点の指摘のみになってしまっているケースです。
分析をしていて一定の原因が分かると、なんだかひと仕事した感が出てしまいます。
そうすると、そこで終了してしまいがち…ですが、「こういうことが分かった!」という報告資料では、成果に繋がりません。
分析の結果だけを上司に伝えると…



…なるほど、それは問題だね。それで?
…と返されてしまいます。
分析の結果見つけた問題点は、それはそれで非常に重要ではありますが、分析をする目的はあくまで問題を解決することです。
問題解消に向けた「解決策」を提示し、アクションに繋げていかないことには仕事の成果には繋がりません。
- キャンペーン実施する
- ●●の工程を調整することでコストを削減する
- メールマガジンを配信する
…など、問題に対してアプローチができ、ビジネス的な結果につながる解決策、つまり「打ち手」を考えていくことで、「現状に変化を起こす」提案をしていきましょう!



問題提起と解決策はセットで資料を作りましょう!




問題点③:この方法が良い!という熱い想いがない


3つ目は、プレゼン資料にはなっていて、解決のための施策の選択肢までは示しているけれども、どの施策が良いかを上司に丸投げしてしまっている場合です。



それで、君はどの案が良いと思うの?



いや…どれでも…(決めてほしいな)



……。
自分はどの案が良いと思うのか、どの施策を行いたいか、という熱意は地味に重要です。
どれでもよいと言われてしまうと、問題を本気で解決する気があるのかが怪しく見えてしまいますし、上司も本気でコメントをしてくれなくなります。
更に、そのまま施策が承認されたとしても、施策実行に当たっては現場の社員に協力をしてもらう必要がありますが、基本、現場としては予定外の作業。
現場社員は「正直、やりたく無い」と思っているケースが非常に多いです。
- なぜこの施策を行う必要があるのか
- 施策の結果どのような会社への貢献につながるのか
…を熱く自分で説明できないと、現場社員は積極的に協力はしてくれないでしょう。



熱量はしっかり相手に伝わってしまいますので気をつけましょう!
問題点④:膨大なページ数の資料を作っている


熱い解決策を盛り込んだプレゼン資料を作っていても、うまく伝わらない場合があります。
それはページ数が多すぎるプレゼン資料になっている場合です。
あまりにもページ数が多すぎると
- 報告を受けるが「これ全部聞くのか…」とテンションが下がってしまう
- 聞いているうちに、話が分からなくなってしまう
…というデメリットがあります。



これは資料の作り方を学ぶことで改善できます
実は、プレゼン資料の作り方にも型やコツがあります。
作り方を知っていると、それが複雑な案件だとしても、情報をスッキリと整理し、伝えたいことをスマートに資料に落とし込むことができるようになります。



分析で成果を出すためには「伝える力」をつけることが重要です。
伝える力の重要性についてはこちらの記事でもご紹介しています。
プレゼン資料の作り方については、オンライン動画で手軽に学ぶことができます。



資料作成のスキルを高めるためにオススメのオンライン学習サービスUdemyの講座を紹介します。
【苦手意識を克服!】しっかり伝わるパワーポイント資料作成術〜思考整理から資料作成までの黄金の4ステップ〜


価格 | 21,800円(税込) |
学習時間 | 約2時間30分 |
講師 | 市川 瑛子 様 |
資料作成が苦手だな…という人でも、伝わるパワポ資料が作れるようになる講座です。
オンライン講座なので、通勤中などに気軽に学習出来ますよ!
\30日間返金保証あり!/
Udemyって何?と思った方はこちらの記事で解説しています。


まとめ:目的を忘れず、相手のことを考えて資料を作れば大丈夫!


分析を成果につなげるための資料作成方法のまとめとしては…
- グラフや文章で丁寧に説明する
- 問題点だけでなく、解決策を盛り込む
- 自分の考え、熱意を持つ
- プレゼン資料の作り方を学ぶ
…となります。
分析を始めるとどうしても分析作業に集中してしまいがちですが、成果に繋げていくためには
施策を考え、現場を回して施策を実行していくことが必要不可欠となります。



分析力、提案力、プレゼン力をバランスよく鍛えていきましょう!
プレゼン資料の作り方についてはこちらの記事でも解説しています。


コメント